H18.06.26「エアコン取付その2」
一台のエアコンを取り付けるだけで、色々な事が勉強になった。
今回は、全ての点において、“ダメ”だった・・・。事前に知識があれば、防げたのに・・・。
①高さ
エアコン配管穴は、室内機より低くないと、排水がパイプ内に溜まり、室内に漏水の恐れあり。
②水平方向の位置決め
配管は、室外へ出なくてはならない。今回は、その途中が“むき出し”になってしまった。
穴の位置が、もう少し端に寄っていれば、
室外機を、部屋の隅の方向に移動させて、“むき出し”部分を減らせたのに。
「配管は急には曲がれない。」から、ある程度の”擦り付け区間“が必要になる・・・。
③右配管
エアコンって、基本的に右側配管だって。知らなかった・・・
だから、もし事前に穴空けしておくなら、向かって右側。
右側に穴空けしてあるなら、素直に配管可能(管をストレートに穴に通すだけ)なんだけど、
左側だと、室内機の裏側で延長分を継ぎ足したり、配管を曲げたり、と
作業が面倒な上に、配管にも無理が出る。
打合せ時の設計者は、
「じゃ、全部、左で統一しておきましょうか。」って。
それじゃ、ダメなんだよ・・・。って教えてあげたい・・・。
④余裕高
今回の取付け位置は左側配管なので、延長分を継ぎ足す作業が必要だったんだけど、
その作業は、 室内機本体を壁に仮止めして、それを持ち上げて作業するらしい。
だから、室内機の取付け位置の上に、さらに5cmくらいの余裕が必要だった。
⑤事前の穴あけ加工
エアコン室内機は、製品によってサイズが異なる。
低いものは25㎝から、大きいものは32㎝くらいまで。その差7㎝。
穴空け加工は、製品決定後、その製品に合った高さで加工するのがいいに決まってる。
建築途中で加工した方が、仕上がりがキレイで、構造的な不安もない・・・と思ったけど、
建築作業を見る限り、思ってるほど大工の作業は丁寧ではない・・・。
⑥エアコンの取付け面(位置)
部屋のサイズ的”に、エアコンの取付け方向を決定した。
(部屋が縦長か、横長か。長い方向に風向を合わせた)
・・・でも、そういう決め方じゃなくて、
スペース的余裕があるなら、外壁に面する壁に付けた方が、配管が隠れてキレイに仕上がる。
エアコンのデザイン性、より、配管が“見える”、“見えない”の方が、見栄えに影響すると思う。
どうせ、その部屋全体を冷やす(暖める)んだから、風向を考えるのは、二の次でいいんじゃ?
⑦和室
うちの和室は、廻り縁(天井と壁の見切り材)が通常より厚い(5㎝)ので
今回の取付けでは、その事が支障になった。
”天井高さ”も“配管穴高さ”も、洋室と同じだから気にしてなかったけど、
和室は、“独特の飾り”が付いたりして、条件が違う・・・。
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